フィリピンが再び仁愛礁に補給船を出したことに対して、中国の新聞「人民日報海外版」は31日、1面に文章を掲載し、フィリピンの行為を批判しています。
今月9日、工事材料を載せたフィリピン船2隻が仁愛礁に接近し、中国の海上警察に追い払われました。20日後の29日、フィリピンは再び補給船を出し、メディアの記者約10人も随行していたということです。フィリピンの補給船が中国海警船の封鎖を突破して、座礁している軍艦に食料や水を提供しました。
これに対して、人民日報海外版の文章は「中国は覇権の道を歩まない。しかし、アヘン戦争後に列強の船と鋭い砲の下、踏みつけられ、殖民地とされた歴史の悲劇が再び起きることを許さない。米国が無責任にフィリピンを応援しても、現実には、中国の一寸の領土であっても、不法占領に協力することは不可能だ」としています。
文章は「フィリピン船が仁愛礁に到着した前日、中国の習近平国家主席はドイツで演説した際、『中国は自国の主権、安全、発展の利益をゆるぎなく擁護し、中国の主権、安全、発展の利益を損なう苦い結果を中国が飲み込むことは、いかなる国も期待してはならない。中国の主権と領土保全の重大の原則的問題で、中国は事を起こさないが、事を怖れず、正当で合法的な権益を断固として守る』と再び強調した。これらの話は絶対、根拠のないものではない」と強調しています。(玉華、山下)国際・交流へ
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |