中露青年友好交流年組織委員会の中国側議長を務める劉延東副首相は28日にロシアのサンクトペテルブルクで、ロシア側の議長であるロシアのゴロジェツ副首相と会見しました。また両副首相は中露青年友好交流年組織委員会合同会議を共同で開催しました。会議は双方の組織員会事務局の業務報告を聴取し、2年間に渡る青年交流年プロジェクトについて意見を交わしました。

　劉副首相は「中国政府の中国とロシアの全面的な戦略協力パートナー関係をいっそう深化させるという方針は変わらない。中露国交樹立65年を機に中露青年友好交流年プロジェクトを立ち上げたことは、両国が戦略的立場、長期的視点に立って未来を見据え、両国の古くからの友情を引き続き発展させる重要な取り組みであり、両国の全面的な戦略協力パートナー関係を今後もハイレベルな発展へと促進するだろう」と述べました。

　ゴロジェツ副首相は劉副首相の意見に同意したうえで「ロシアと中国の関係は歴史上最もいい時期にあり、文化交流の強化は両国の戦略協力を絶えず促すに違いない。プーチン大統領が5月に中国を訪問し、習主席と再び会談する予定だ。ロシア側は中国と共に努力し文化面をはじめ各分野で両国元首会談の関連準備に取り組む」としました。

　会議後、劉副首相とゴロジェツ副首相は「青年友好交流年プロジェクト実施計画紀要」にサインし、記者会見を行いました。

　2年間にわたる青年友好交流年プロジェクトの期間中、双方は中露100校万人交流、百万人オンラインインタラクティブコミュニケーション、ロシア語中国語テレビコンテストなどを含む計310項目のイベントを実施する予定です。（怡康、吉野）国際・交流へ