人民元の対外貿易における使用度は絶えず高くなりつつあります。2013年、人民元のクロスボーダー取引高が5兆1600億元に達し、2012年より61%増えました。全国人民代表大会の代表で、中国銀行の李礼輝元頭取兼取締役会副議長は5日午後、北京で「人民元の国際化プロセスは迅速に進んでいる」と語りました。
李礼輝元頭取は「人民元の国際化プロセスの迅速な進展は、中国の経済発展の集中的な表れである。中国の開放が拡大し、さらに世界経済に溶け込んでいる重要な指標だ」と示しています。
これは李元頭取が第12期全国人民代表大会第2回会議福建省代表団の全体会議で明らかにしたものです。
李元頭取は、また「2013年、中国の貨物輸出入貿易において人民元決済の比率は11.7%で、前年より6.2%高くなった。資本プロジェクトの面で、2013年人民元による対中国の直接投資は90%増加し、対外の直接投資は130%増えた。これは、ますます多くの国や顧客が人民元を投資通貨として使うようになったことを意味している」と分析しています。
李元頭取はさらに「人民元はドルと比べてまだ大きな差がある。しかし、人民元の国際化プロセスは拡大し、スピードが速くなっている。また、関連する国や、投資と貿易の分野の広がりも速い。現在、人民元は世界第2の貿易通貨で、7番目の支払通貨となっている」と紹介しています。(Yin、高橋) 暮らし・経済へ
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