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中国南部の雲南省昆明市の昆明駅駅前広場で1日午後9時ごろ、刃物を持ち覆面をした暴徒による殺傷事件が発生し、2日午前6時までに、29人が死亡、130人あまりが負傷したということです。警察は事件現場で4人の暴徒を射殺し、1人を逮捕しました。
昆明市政府報道弁公室の発表によりますと、現場などを捜査した証拠では、新疆分裂勢力による組織的暴力テロ襲撃だということです。
事件発生後、中国の習近平国家主席は直ちに指示を出し、「関連部門は事件の早急な調べに全力を尽くし、テロリストを厳しく懲罰し、犠牲者への対応を適切に処理し、犠牲者の親族や負傷者をよく慰め、反テロ情勢の厳しさや複雑性を一層深く認識し、あらゆる暴力テロ犯罪を断固として取り締まり、社会の安定と人民の生命、財産の安全を確保しなければならない」と求めました。
李克強首相も「捜査を急ぎ、暴徒を厳しく懲罰する」と指示を出したほか、各地の公安機関に治安整備を強化し、人が集まる公共場所の治安維持に力を入れるよう求めました。
また、中国共産党中央政法委員会の孟建柱書記は、作業グループを率いて2日未明に昆明入りし、犠牲者の家族と負傷者を見舞ったほか、事件処理に当たっています。
国連のパン・ギムン事務総長も1日、報道官を通じて声明を発表し、昆明で起きたテロ暴力事件を厳しく非難した上で、犠牲者の親族にお悔やみを伝え、負傷者の早期回復を祈りました。さらに「何の罪のない人たちを殺すことに、いかなる正当性も理由もない。犯行者のいち早い逮捕と厳罰を望んでいる」としました。(03/02 Lin/山下) 暮らし・経済へ
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