パレスチナ・イスラエル和平交渉のパレスチナ側首席代表エレカット氏は17日、「現在のパレスチナ・イスラエル和平交渉が失敗した場合、パレスチナ自治政府の崩壊を招く恐れがある」と述べました。

　エレカット代表はこの日、パレスチナ政府の放送局である「パレスチナの声」の取材に応じ、パレスチナ・イスラエル平和交渉が所定の9カ月以内で成功を収めなかった場合、「すべてがふりだしに戻るだろう」と話しました。

　エレカット代表は、パレスチナが国際裁判所にイスラエルの領土侵犯を提訴したら、刺激を受けたイスラエルは再びヨルダン川西岸を全面占領しかねない。「もしそうした状況が起きたら、パレスチナ自治政府は崩壊するだろう」と述べました。（Yan、大野）国際・交流へ