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フィリピンのアキノ大統領が中国の南海での領有権争いを第2次世界大戦と重ねて論じたことについて、中国外務省の洪磊報道官は7日、「そうした言い方は想像もできないもので、全く道理はない。中国としては驚きと不満を感じる」と批判しました。
報道によりますと、アキノ大統領は4日、米紙「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで、中国との領有権争いにおけるフィリピンの状況を、第2次世界大戦前のチェコスロバキアの状況と重ね合わせた上で、国際社会による支持を訴えました。
これに対して、洪磊報道官は「南海をめぐる中国とフィリピンの争いは、フィリピンが中国の南沙諸島の一部島嶼を不法に占拠したことが原因で、関連の事実ははっきりしている。また、中国とフィリピンは海洋境界の画定においても争いがある。中国は、フィリピンによる島嶼の占拠に対して、一貫して反対する」と述べました。また、洪報道官は「中国は国際正義の断固とした擁護者である。反ファシズム戦争の勝利のため多大な犠牲を払い、消すことのできない歴史的貢献をした」と強調しました。さらに「中国政府の領土の主権と海洋の権益を守る決意は確固たるものである。同時に、当事国との直接交渉を通じて紛争を解決することを堅持している。フィリピンは過ちを正し、中国と向き合い、共に地域の平和と安定を確保するよう期待する」と述べました。(鵬、高橋)国際・交流へ
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