16日、エジプトではモルシ前大統領の支持派が各地でデモを行い、治安部隊や地元住民と衝突しました。エジプト内務省によれば、この日の衝突で少なくとも48人が死亡、436人が負傷しています。これを受け、国際社会はエジプトの各勢力に対し、最大限の自制を保ち、暴力を停止するよう呼びかけています。

　EU・欧州連合のアシュトン外交安全保障上級代表は16日、EUが講じるべき適切な対策を協議するようEU加盟国に求めているとの声明を発表しました。

　中国の王毅外相はこの日、エジプトのファハミ外相と電話で会談し、「当面の急務はエジプトの各勢力が国と国民の全体的な利益を出発点とし、最大限の自制を保ち、情勢の悪化を防ぐことだ」と改めて述べました。(鵬、大野)国際・交流へ