フランス政府のベルカセム報道官は3日、欧州連合(EU)と米国の自由貿易協定(FTA)交渉について、米政府がEUの関連施設を盗聴と監視の対象にしていた疑いがあることから、交渉の開始を2週間延期することを要求しました。
ベルカセム報道官は「これは交渉を中止するということではなく、論争を回避するために、2週間ほど交渉を停止するというものだ。これにより、米国から関連情報を得る時間も確保される。」と述べ、この問題についてはEUが歩調を合わせコメントをする必要があるので、今週中にEUの同盟国と協議すると表明しました。
ベルカセム報道官はさらに「FTA交渉は、経済成長に刺激を与える点で、EUにとっても米国にとってもきわめて重要だ。交渉が和やかな雰囲気で行われるよう、双方は信頼関係を固めた上で協議しなければならない」と話しました。(ZHL、高橋) 国際・交流へ
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