NATO・北大西洋条約機構のラスムセン事務局長は4日にブリュッセルで、「どの分野でリビアに援助を提供するかを確認するため、NATOはリビアに専門家グループを派遣する」と明らかにしました。

　2日間にわたって開かれたNATO国防相会議は4日ブリュッセルのNATO本部で行われました。ラスムセン事務局長はメディアに対し、「リビアに派遣する専門家グループが6月末までに報告を提出することになっており、それに基づいて次段階の作業を決める」と述べた上で、「NATOはリビアに軍隊を配備するつもりはない」と強調しました。

　また、ラスムセン事務局長はこの日、「NATO加盟国28カ国の国防相はNATOのインターネットセキュリティ能力を今年10月までに完全運行のレベルに引き上げることに合意した。これからはサイバー攻撃を受けた加盟国への援助提供を検討していく」と明らかにしました。（Lin、NM）国際・交流へ