北大西洋条約機構(NATO)外相会合が23日、ブリュッセルで開催され、アメリカのケリー国務長官が初めて出席しました。
会議では、シリア情勢やアフガニスタン駐留NATO軍の撤退、NATOとロシアの関係などが話し合われました。
シリア問題におけるNATOの立場は各界からの注目を集めています。今回のNATO外相会合でケリー国務長官は「NATO諸国は戦略の研究に取り組み、NATO諸国に対するシリアからの攻撃に備えなければならない。特に、化学兵器による攻撃に対応する準備を整える必要がある」と強調しました。
NATO外相会合はこの日、アフガニスタン駐留NATO軍の撤退問題についても話し合いを行いました。NATOのラスムセン事務総長はその後の記者会見で「アフガニスタン政府軍は日々力をつけており、来年、NATO軍から治安権限を受け継ぐことになる。これは歴史の節目となる出来事である。今回の会議では、NATO軍の撤退後、アフガニスタン軍をいかに支援するかについて討議した」と述べました。
またこの日、ケリー国務長官はロシアのラブロフ外相と単独会談を行い、その内容はシリア問題やイラン問題、朝鮮問題など多くの問題に及びましたが、最も関心が高かったのはボストン爆発事件の話題だったということです。(hj 中原)国際・交流へ
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