北大西洋条約機構(NATO)のカルメン・ロメロ報道官は10月31日に同機構はアフガニスタンからの撤退加速を否認し、2014年末までに撤退を完了する計画に変更がないことを表明しました。
同日の記者会見で、アフガニスタンに駐在する国際治安支援部隊(ISAF)の参謀次官はテレビ電話で、「アフガンの安全情勢は好転しつつあり、同国の治安部隊は2013年末までにNATOから治安権限を移譲される見込みだ。今後アフガン治安部隊は自らの行動能力を高めていく必要があり、NATO軍の2014年末の撤退は適切だ」との考えを示しました。
2010年11月に、NATOは2014年にアフガンからすべての戦闘部隊を撤退することを決めました。しかし、アフガニスタン国内では現地兵士または警察がNATO軍を襲撃する事件が頻発しており、一部のNATO加盟国はできるだけ早い兵士の撤退を発表しています。(万、吉野)
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