中国の胡錦涛国家主席は23日の午前北京で、中国を訪問中のインドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領と会談しました。双方は2国間の戦略協力の強化、実務協力の拡大のほか、戦略的パートナーシップをより高いレベルに引き上げることで合意しました。

　2国間の戦略的パートナーシップの推進について、胡主席は第1に戦略的意思疎通を強化し、隣国間の相互信頼を深めること。第2に経済貿易協力を拡大し、共同の発展を推進すること。第3に安全保障分野における協力を深めること。第4に海と宇宙の開発における協力を開拓し、協力内容を充実させること。第5に人的及び文化交流を拡大し、両国の友好関係に確固たる基礎を作ること。第6に国際的協力を強化し、共同利益を確保するという6つの意見を提案しました。

　これに対しユドヨノ大統領は、「インドネシアは中国とのハイレベルかつ密接な往来と、各級レベルの交流及び各分野における交流を保ち、2国間の実務協力がより大きな成果を収められるよう推進していきたい」との考えを表明しました。（万、吉野）