北京市は留学生が1ヶ所に集中して寄宿するという方式を改革しようと考えています。中国の学生と留学生が「共に学び、共に暮らす」という方式を試行する考えです。
このほど、北京市教育委員会は『北京留学活動計画』を公布しました。これによりますと、今までは、大学だけでなく小中学校でも留学生は、まとまって寄宿し、勉強するという方式を採用していました。これは伝統的で、管理しやすいと言うメリットもありますが、中国の学生と留学生の間で文化交流など、コミュニケーションをはかる面では、デメリットになります。
この状況を変えるために、北京市はこれから中国の学生と留学が一緒に学ぶ範囲を拡大し、教育計画、学習内容、評価標準を同一にしていこうと考えています。また、留学生が部活動など学校行事に参加することを奨励し、ボランティア活動を多く展開するなど、徐々に海外の留学生管理方式に近づけていく方針です。これらによって留学生の学籍、学習、暮らしの管理を学校の全体的の校則に取り込んでいくと言うことです。
2011年、北京市の81の大学が留学生を受け入れています。留学生は、184カ国、8.5万人に達しているということです。(佟同、高橋) 暮らし・経済へ
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