中国メキシコ商会は、メキシコは中国と豚肉貿易に関する協力協議での調印を目指し、農業次官の率いる代表団が1日から15日まで中国を訪問すると明らかにしました。

　今年、アメリカが中国に大規模な豚肉の輸出を行なったことを受け、多くの国が中国の豚肉市場にビジネスチャンスを見出しました。メキシコのほか、フィンランド農林水産大臣の率いる代表団が10月末に中国を訪問し、中国側とフィンランドから豚肉を輸出する際の検疫などを定めた議定書に調印しました。これにより、フィンランド産豚肉の中国向け輸出が初めて実現すると見られています。

　関係者によりますと、諸外国では、景気低迷の影響を受け、豚肉の消費量は減少していますが、中国では今年、豚肉が不足していることから、外国企業は中国向け豚肉輸出の拡大に乗り出したということです。（シンエン、吉野）　暮らし・経済へ