中国の温家宝首相と習近平国家副主席は20日、北京でそれぞれラオスの人民革命党書記長でもあるチュンマリー国家主席と会談しました。

　温家宝首相は会談で「中国はラオスと共に、各自の発展戦略を結びつけ、双方の経済協力の計画と協調を強化していきたい。そして、農業、エネルギー、鉱産物などの重点分野での協力を深め、貿易と投資規模を拡大していきたい」との考えを明らかにしました。

　これに対して、チュンマリー国家主席は「双方の協調と協力を強化し、協力メカニズムを整備したい。両国の2011年―2015年までの協力計画を実施することで、両国関係とそれぞれの絶え間ない発展を推し進めていく」と述べました。

　また、習近平国家副主席はチュンマリー国家主席と会った際、「両国間のハイレベルな往来を保ち、両党の交流を強化して、地域や国際実務での協調を密接にすることを望んでいる」と述べました。これに対して、チュンマリー国家主席は、両党の関係を絶えず発展させ、深化させていきたいと述べました。（ヒガシ）