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中国国際商会の会長、「保護貿易主義は自由貿易を妨害」

2010-02-11 16:07:49     cri    





















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 2009年、世界の中国製商品の貿易摩擦は100件を越え、金額は120億ドルまでに上り、これまでの記録を更新しました。中国国際商会の万季飛会長は、中国国際放送局の記者に対して、「一部の国が中国製商品に対して取ってきた保護貿易主義の政策は、双方にとってはマイナスである。当商会は中国企業の貿易摩擦への対応を支援する」と述べました。

 万季飛会長によりますと、国際金融危機の影響を受け、世界各国は不景気になり、企業の利潤率が下がり、一部は倒産するなどしました。またこれを受け、失業率上昇の問題が現われました。この現況に対して一部の国は、国内の産業を保護し、失業率を減少させるため保護貿易主義の政策を打ち出しました。中国製品は品質がよく、そして値段も安くて競争力が高いです。これが保護貿易主義の標的となっています。これらの保護貿易主義の政策は、経済低迷がもたらした問題を解決出来ない上に、輸出入の双方に損害をもたらします。これについて、万会長は次のように述べました。

 「一部の国は、中国製商品に対して反ダンピング措置を取り、関税を引き上げたため、中国製商品が国際市場に輸出できず中国企業は大きな影響を受けている。一方、保護貿易主義政策を取る国では商品の競争力が落ちている。中国製商品が輸出できなくなり、外国の消費者の生活も大きな影響を受けている。双方にとってもマイナスとなり、経済交流にも良くない」

 世界経済の回復のスピードが遅いという背景のもとで、2010年中国の輸出企業は厳しい情勢に直面しており、貿易摩擦はさらにエスカレートする可能性が高いです。中国国際商会は中国企業の貿易摩擦への対応を積極的に支援し、中国企業の利益を保護します。これについて、万会長は、「貿易摩擦が発生した場合、中国企業はWTO・世界貿易機関の関連規定を利用して、法律の手段で実際の問題を解決すべきだ。実際、このような方法でこれまでに発生した摩擦を解消した事例がある。当商会は法律面の支援を行い、また外国の商会と直接交渉することもできる」

 一方、中国企業は、国際貿易のルールと関連国の製品の基準への理解と知識を深めることが必要です。企業が国が実施している産業構造の調整にあわせて輸出商品の種類を調整することは、貿易摩擦発生の解消に繋がります。企業側の調整について、万会長は、「企業側からいえば、国際貿易に関するルール、相手国の製品の基準について、関連職員を集め学習会を開くことが必要だ。産業構造を調整し、労働力集約型のパターンを変え、ハイテクと高付加価値の製品をつくることが貿易摩擦を解消する根本的な方法だ」

 万会長は人民元為替レートの値上げについても触れました。一部の国は人民元為替レートの値上げによる貿易赤字の解消を期待していますが、これでは貿易アンバランスの問題を解決できないのです。現在、一部の国の対中国貿易の赤字問題の背後には様々な原因があります。例えば、その国の産業構造の不合理などの問題があります。中国との貿易のアンバランスの問題は単なる人民元為替レートの値上げで解決するのではありません。人民元為替レートの大幅な変動は中国の隣国、特に発展途上国にマイナスの影響をもたらします。人民元為替レートの安定は世界経済の発展にプラスになります。(担当:任春生)

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