アメリカ商務省は29日、中国製の鉄鋼製格子(スチールグレーティング)に対して反ダンピング措置を課すことを仮決定しました。
アメリカ商務省がこの日発表した声明によりますと、中国のメーカーと輸出業者4社の鉄鋼製格子に対しては14.36%、その他の中国メーカーと輸出業者に対しては145.18%の反ダンピング税を課すということです。
声明は「2008年、中国はアメリカに、鉄鋼製格子をおよそ9070万トン輸出した」としています。
アメリカ商務省は今年6月、中国製の鉄鋼製格子に対して反ダンピングおよび反補助金の調査を行い、10月に7.44%の反補助金税を課すことを仮決定しました。最終決定は、2010年4月になる見込みだということです。
アメリカのこのようなやり方を受けて、中国は断固として反対する立場を表明しました。中国商務省の関係者はこれに先だって、「アメリカのこのようなやり方は、アメリカ国内や国際社会に、保護貿易主義のシグナルを出している。これはアメリカの鉄鋼産業の川下のユーザーの利益に影響し、両国間における鉄鋼製品の貿易に支障をきたす」と述べました。(翻訳:玉華)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |