中国アフリカ協力フォーラムの第4回閣僚級会合が9日、エジプトのシャルムエルシェイクで閉幕しました。今度の会合では「中国アフリカ協力フォーラム―シャルムエルシェイク宣言」と「中国アフリカ協力フォーラムーシャルムエルシェイク行動計画(2010年―2012年)」を採択し、向う3年間の中国とアフリカとの協力の方向性を明確にしました。
中国の陳徳銘商務相はその閉幕式で挨拶し、「今回の閣僚級会合は国際情勢が絶えず変化し、国際金融危機が深刻化しつづあり、中国とアフリカとの関係が新しい試練に直面している背景の下で開催されたもので、中国とアフリカとの協力にとって重要な意義を持つ」とした上で「この会合は北京サミット以後初めて開催されたもので、中国とアフリカ双方が北京サミットで合意した内容を実行に移し、新しい情勢の下における全面的協力を強化するための重要な行動でもあるばかりか、金融危機に対応し、中国とアフリカの経済の安定と発展を推進する重要な措置でもある」と述べました。
会合の開催期間中、各国の閣僚は国際金融危機が中国とアフリカの経済と社会発展に及ぼした影響を分析し、向う3年での中国とアフリカとの農業、食糧安全、インフラ整備、貿易と投資、医療衛生などの分野における協力強化について新しい構想と新しい措置を打出しました。
会合が採択した「中国アフリカ協力フォーラムーシャルムエルシェイク宣言」とその「行動計画」は、向こう3年間の協力における指針や主要目標、具体的措置などを明確にしています。これについて、中国の楊潔チ外相は「この二つの文書の採択は中国アフリカ協力フォーラム第4回閣僚級会合が成功を収めたことを示すものだ。文書を協議する過程で双方は平等と友好という精神に基づき、共に努力した結果、会合は円満な成果をあげた」と述べました。
また、各国の閣僚は北京サミットで合意に達した内容の実施状況を高く評価し、中国政府のアフリカに対する新しい支援策を賞賛しました。エジプトのアブ・ナーガ国際協力相は「中国アフリカ協力フォーラムを通じて、われわれは中国の経験を分かち合い、そこから利益を受けることができる。温家宝首相を始めとする中国代表団の提案は、アフリカの発展にとってきわめて重要である。『中国アフリカ協力フォーラム―ーシャルムエルシェイク行動計画』は、中国とアフリカの協力活動のロードマップを明らかにし、今後の活動の指針となった」と述べました。
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