会員登録
選者のプロフィール
 李順然、中国国際放送局(北京放送)元副編集長。著書に『わたしの北京風物詩』『中国 人、文字、暮らし』『日本・第三の開国』(いずれも東京・東方書店)などがある。
前書き
 漢詩は、ときにはわたしを励まし、ときにはわたしを慰め、ときにはわたしの心を洗い清めてくれる。訓読の訳文に加えて、素人のまったくの「遊び」だが、和漢折衷の自己流の戯れ訳を添えてみた。日本の歌人の名訳を添えた詩もある。読んでいただければ嬉しい。
選者のひとこと
 この詩を選んだのには、土岐善磨の訳文の美しい日本語にひかれたことが大きい。
 漢詩の日本語訳は、一般に奈良時代から始まったという訓読が多いが、土岐善磨のような和歌調、佐藤春夫のような近代詩歌風、井伏鱒二のような現代語訳……と百花斉放である。いずれも、それぞれの長所、短所はあるが、漢詩をいろいろのチャンネルから紹介する意味で、たいへんよいことだと思う。要は佐藤春夫のいうように「つぶさに漢字を味わって力の及ぶかぎり美しい日本語に再現する」ことだろう。
 また、中国語学習の普及とともに、室伏香雲らは漢詩をそのまま中国語音で吟詠することを主張している。これも一つのチャンネルだろう。
紹介した『私の漢詩歳時記』
• 私の漢詩歳時記ー十一月中旬
• 私の漢詩歳時記―十一月上旬
• 私の漢詩歳時記―十月下旬
• 私の漢詩歳時記―十月中旬
• 私の漢詩歳時記―十月上旬
• 私の漢詩歳時記―九月下旬
• 私の漢詩歳時記―九月中旬
• 私の漢詩歳時記ー九月上旬
• 私の漢詩歳時記ー八月下旬
• 私の漢詩歳時記ー八月中旬
• 私の漢詩歳時記ー八月上旬
• 私の漢詩歳時記ー七月下旬
• 私の漢詩歳時記ー七月中旬
• 私の漢詩歳時記ー七月上旬
• 私の漢詩歳時記ー六月下旬
More>>