コンゴ民主共和国大統領「両国のパートナーシップのレベルを引き上げるべき」

　就任後初めて中国を訪れたコンゴ民主共和国のチセケディ大統領がこのほど、中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）のインタビューに応じました。チセケディ大統領は「1960年代、両国はほぼ同じ経済水準にあった。中国の飛躍的な発展に驚きを禁じえない。中国の発展モデルにわれわれは啓発されるだろう」と述べました。

　コンゴ民主共和国は、アフリカの中部に位置し、アフリカ大陸で面積が2番目に大きい国で、「アフリカの心臓」と呼ばれています。

　チセケディ大統領は「私は他国への内政干渉に反対している。次に、中国の努力に感心し、中国の過去と現在を尊重している。グローバル化した世界にいる今、両国のパートナーシップのレベルを引き上げ、戦略的かつ包括的なものにする必要がある」と表明しました。

　CMGがコンゴ民主共和国国営放送と協力覚書に調印したことについては「中国の主流メディアとの協力は、われわれのメディアレベルの向上に役立つだろう。こうした協力はまさにわれわれが必要とするもので、われわれも文化を発揚しなければならない」と述べました。

　習近平国家主席が提唱したグローバル安全保障イニシアチブ、グローバル発展イニシアチブ、グローバル文明イニシアチブについては「中国は安保理での地位によって平和を模索することを求めているが、同時にわれわれも中国がわが国の発展を支持することを必要としている。現在、われわれは多くの課題に直面しているが、最も重要なのは安全である。平和、安全、安定を回帰させなければならない」と述べました。（馬げつ、CK）