米国は薬物犯罪の疑いで中国企業を制裁 一方的な制裁は米国自身の問題解決にはならず=外交部

2023-05-31 17:54:44  CRI

 外交部の毛寧報道官は31日の定例記者会見で、米国がこのほど薬物犯罪の疑いで中国の企業と個人に制裁を課したことについて、米国の薬物氾濫問題の根源は米国自身にあり、一方的に制裁を課すだけでは問題解決にはならず、中米協力にさらなる障害をもたらすだけだと強調しました。

 報道によると、米国はこのほど、違法な医薬品生産設備の国をまたいだ販売に関与したとして、中国の13の企業と個人に制裁を科すと発表しました。毛報道官はそれについて、「米国は今回の制裁は、中国の関連企業や個人が米国やメキシコに打錠機やダイカスト金型を輸出したことによるものだとしているが、周知のように、これらは一般的な商品であり、国際貿易において、こうした機器が麻薬製造ルートに流れることを防止する責任は輸入する側にある。例えば、1本のナイフは野菜を切ることもできれば、人を殺すこともできる。もし誰かがナイフで人を殺した場合、制裁と罰を受けるべきはナイフで凶行を働いた人なのか、それともナイフの製造者なのかは、極めて明瞭である」と述べました。

 さらに、「米国は中国との麻薬取締協力の回復を求める一方で、中国の企業と個人に再び制裁を課し、関係する企業と個人の合法的権益を深刻に侵害している。中国はこれを強く非難する。中国は中国企業と個人の合法的権益を守るために、引き続き必要な措置をとっていく」という中国の姿勢を示しました。(閣、坂下)

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