海外メディア 中国国産旅客機C919の就航に注目

2023-05-30 10:49:56  CRI

 中国東方航空は28日、中国商用飛機(COMAC)が引き渡した中型旅客機C919を、「MU9191便」として上海虹橋空港から北京首都空港に向けて運航し、同機種の世界初の商業運航を行いました。

△中国国産旅客機C919が初の商業飛行を順調に完成

 中国国産の中型ジェット機C919が順調に商業就航を果たしたことは、世界各国に注目されています。世界の二大航空機メーカーであるボーイングとエアバスはいずれも祝賀のメッセージを寄せました。複数の海外メディアは、C919の商業運航参入は「一里塚」としての意義があるとの見方を示しています。

 ウォール・ストリート・ジャーナルはいち早く論評を掲載し、「C919の商業就航は、数十年にわたるボーイングとエアバスの独占的地位が中国市場で挑戦を受けたことを意味する。この挑戦の規模はまだ小さいものの、象徴的な意味を持つ」としています。

 CNNは、「C919はエアバスA320とボーイングB737などナローボディー旅客機の直接のライバルになるだろう。これらの機種は国内線と比較的短い距離の地域の国際線によく利用されている」と報じました。

 BBCは報道の中で、「中国商用飛機が製造したC919がエアバスとボーイングの単通路ジェット機の主導的地位を打破する可能性がある」との見方を示しました。

 計画によると、28日の商業就航を実現した後、東方航空初の国産旅客機C919は29日から上海虹橋空港と成都天府空港を結ぶ路線に投入され、定期運航を行っています。(ZHL、野谷)


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