大学生から「新農人」へ 農村振興を推進する若者

2023-05-13 17:47:07  CRI

 1990年生まれの中国東南部福建省屏南県南湾村出身の白暁洋さんは、2014年に大学を卒業後、都市部に残って奮闘することにしました。しかし2年後、故郷に思いを寄せた彼女は実家に戻り、屏南県の「一糯千金(約束を必ず守り信用がおける)」農産物専門協同組合を設立しました。白暁洋さんは各村の社員を動員して、みんなを率いて茶園を再整備し、麦芽糖を作り、紅麹(べにこうじ、中国福建省でもち米や紅麹、米焼酎などを原料として醸造した酒)を醸造して、伝統的な農業製品を再構築しました。ほんの大学生だった彼女が農村振興の「新農人」へ転身したのです。

 2020年、南湾村にある荒れ果てた大部分の棚田を再生させるため、白暁洋さんは約13ヘクタールの荒れ果てた棚田の土地使用権を買い取り、百余の農民の開墾をけん引しました。わずか数年で、白さんは栽培、販売、加工、開発、レジャー観光を一体化した田園複合体を構築するとともに、村民を積極的に動員して土地移転による産業を発展させ、農民の収入を倍増し、南湾村に再び活気を取り戻しました。(馬げつ、CK)

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