外交部 中国とアフリカの協力に対する米国の「酸っぱいブドウ」的見方は慎むべき

2023-05-05 19:24:30  CRI

 米下院外交委員会アフリカグループがこのほど発表した中国に関連する発言に対し、外交部の毛寧報道官は5日、北京での定例記者会見で、「長い間、中国は透明かつオープンな原則に基づき、アフリカ側のニーズに合わせて実務的な協力を展開し、絶えず新たな分野、新たな成長エネルギーを切り開いてきており、協力の成果はアフリカ大陸の隅々まで行き渡っている」と述べました。

 毛報道官は「中国とアフリカが協力することが良いのかどうかについて、最も発言権があるのはアフリカの人々だ」と強調した上で、「国際金融機関や民間セクターを含む幅広い債権者はアフリカにとって最大の債権者である。米国はドルの覇権によるボーナスを享受する一方で、アフリカ諸国への正当な融資に対してはあれこれと批判する。実際には、米国による過激な利上げ策がアフリカ諸国の資金調達と債務償還コストを押し上げ、アフリカ諸国の債務問題を引き起こす要因になっている」と指摘しました。

 毛報道官はさらに、「中国とアフリカの協力について、米国は『酸っぱいブドウ』(イソップ物語の一つ。負け惜しみを意味する)的な考え方を多少は慎んで、より開かれた包容力のある態度で、協力とウィンウィンを図るべきだ。アフリカ諸国の人々にとって真に有益なことであれば、競争せずとも自ずと勝ちを得られるものだ」と述べました。(Lin、坂下)

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