深海・遠海養殖プラットフォームが進水

2023-04-11 13:41:06  CRI

 深海・遠海用フウセイ(ニベ科でイシモチの仲間)養殖プラットフォームである「乾動2号」が9日、中国南部福建省福州市の連江県で進水しました。今月末に定海湾海域でのフウセイ養殖に設置され、5月初めから操業を始める予定です。

深海・遠海用フウセイの養殖プラットフォーム「乾動2号」

 情報によりますと、乾動シリーズ深海・遠海養殖プラットフォームは養殖用の網いけす全体を吊り上げることができる装置を備えています。プラットフォームは浮体構造物、網いけす、回転装置、吊り上げ装置の四つの部分からなり、総面積は2300平方メートルを超えます。最大で水中17メートルまで網いけすを下げることができるほか、最大瞬間風速が毎秒56~61メートルに達する最大級の台風にも耐えることができます。また、網いけすは回転軸を中心に360度回転し、自動洗浄が可能です。

 同プラットフォームは今後数日間、海岸付近で組み立てと調整作業を行った後、今月中旬から下旬に連江県の陸地から5キロ離れた海域に設置され、フウセイの養殖を行う予定です。「乾動2号」の設置後は、連江県に投入された深海・遠海養殖プラットフォームは11カ所となり、伝統的な漁業から現代化された漁業へのモデルチェンジが進められると見込まれます。(殷、坂下)

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