秦剛外交部長 仏のコロナ外相と会見

2023-04-06 13:05:52  CRI

 秦剛国務委員兼外交部長は5日に北京で、フランスのマクロン大統領の訪中に同行したコロナ外相と会見しました。

 秦外交部長は中仏関係について、「毛沢東氏、周恩来氏、ド・ゴール将軍の時代から戦略自主の精神に基づき構築され、発展してきた。世界情勢が複雑になればなるほど、これを堅持しなければならない」との考えを示し、フランスと共に両国の全面的な戦略的パートナーシップと各分野における実務的協力をより高いレベルに引き上げていくとの中国の立場を示しました。

 来年は両国の国交樹立60周年および中国・フランス文化観光年です。秦外交部長は、この節目の年を迎えるために、「フランスと一連の祝賀イベントとハイレベルの人的・文化交流活動を共催して、各レベル、各分野、各部門間の対話と協力を深化していく願いがある」とし、多国間主義を維持しながら、変化と争いに満ちている世界により多くの安定性と確実性を注ぎ込んでいくと述べました。

 コロナ外相は、両国の関係が極めて重要だと確認した上で、「戦略的・長期的視点から両国関係を位置づけ、両国間の各分野における協力に新たな活力を注入していく」とフランスの姿勢を示しました。さらに、「自主的政策決定と友好協力といった従来の対中政策を堅持して、中国と共同で世界的な課題に対応していく。また、デカップリングに賛同せず、対話と接触に尽力して、中国と連携して公平かつ公正な国際ルールを守りたい」と述べました。

 双方はまた、共に関心を持つ国際と地域の問題について意思疎通を行いました。(朱、野谷)

ラジオ番組
KANKAN特集