中国eスポーツ選手が技術資格を取得へ

2023-04-04 11:26:16  CRI

 中国東部に位置する浙江省のeスポーツ協会がこのほど明らかにしたところによると、「浙江省eスポーツ選手技術等級認定基準」は専門家審査会をクリアし、全国団体標準情報プラットフォームで発表され、4月1月から正式に施行されるようになったということです。

 eスポーツ選手の技術等級は、プロとアマチュアに分けられており、プロとはクラブと契約を結んだ選手を指し、アマチュアは一般的なプレーヤーを指します。さらにプロは3クラス、アマチュアは5クラスに分けられ、それぞれのクラスは異なるレベルの大会や順位に当てはまります。eスポーツ選手は、すでに発表された競技リストに組み入れられた大会に参加し、求められた成績を取得し、技能レベルの要求を満たして初めて、相応のeスポーツ選手の技術等級称号を申請することができます。一方、アマチュアプレーヤーは、県(区)クラスのアマチュア大会に参加してベスト8以上の競技成績を獲得すれば、最もレベルの低いeスポーツ選手技術等級の称号であるアマチュア5級の審査を申請することができます。この等級証明書は浙江省体育局が発行するもので、伝統的なスポーツ等級証明書と変わりません。eスポーツ選手として登録するためには、満18歳で、9年間の義務教育を修了し、全日制中学校以上の卒業証書を取得しなければなりません。

 近年、中国でeスポーツは急成長する新興産業となっています。2003年、国家体育総局はeスポーツを中国の99番目のスポーツ種目に指定しました。人力資源・社会保障部などの3機関は2019年4月に「eスポーツオペレーター」や「eスポーツ競技士」などを含む13の新しい職業を発表しました。

 技術等級基準を制定する主な目的は、eスポーツ選手が絶えず自らのスキルを磨き、その達成感を高めることにあるとされています。9月に開かれるアジア競技大会(浙江省・杭州)では、eスポーツが正式種目として実施される予定です。(ZHL、野谷)

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