世界銀行 今年の中国経済見通しを5.1%に上方修正

2023-04-02 14:38:56  CRI

 

(米国ワシントンD.C.にある世界銀行の本部)

 世界銀行は3月30日に「東アジア・太平洋地域半期経済報告書」(2023年4月版)を発表し、今年の中国経済の成長見通しを5.1%に上方修正しました。

 報告書は、中国の持続的な開放と経済活動の大幅な回復により、東アジア・太平洋地域の発展途上経済体の成長は、これまでの予想を上回るとして、今年の中国経済の成長見通しを昨年10月の予測の4.5%から5.1%に上方修正しました。これは1月に発表した「世界経済見通し」で予測された4.3%から0.8ポイントの上方修正となっています。

 また、東アジア・太平洋地域の発展途上経済体の2023年の経済成長率は、昨年の3.5%から5.1%に上方修正され、昨年10月の予測の4.6%を上回りました。

 だたし、報告書は、東アジア・太平洋地域の経済体が今年、世界経済成長の鈍化や大口商品価格の上昇など、多くの下振れリスクにさらされていることも指摘しています。

 今年に入り、多くの国際機関は次々に2023年の中国経済見通しを上方修正しています。1月末に国際通貨基金(IMF)は今年の中国経済の成長見通しを5.2%に上方修正し、3月中旬に経済協力開発機構(OECD)は中国経済の成長見通しを4.6%から5.3%に上方修正しました。(Lin、MN)

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