外交部 新型コロナの科学的起源調査を一貫して支持

2023-03-31 20:43:26  CRI

 中国外交部の毛寧報道官は31日、北京で行われた定例記者会見で、新型コロナウイルスの起源の調査について「中国は一貫して世界的な科学的取り組みを支持し、その取り組みに参加している。同時に、いかなる形の政治操作にも断固反対する」と強調しました。

 その上で、中国が新型コロナウイルス発生以来、世界保健機関(WHO)の国際専門家を2回受け入れ、発生源を突き止める作業に協力し、科学的かつ権威的な共同研究報告を完成し、世界のために発生源の調査に堅固な基礎を築いたと示しました。毛報道官によりますと、このほど、中国の科学者はより多くの新型コロナ感染症の早期サンプルデータを国際社会に共有していて、中国が新型コロナウイルスの発生源調査において共有したデータと研究成果は最多となり、世界の関連研究への貢献は最大とされています。

 毛報道官は「新型コロナウイルス発生源を調査することは国際社会の共同責任で、世界にあるすべての手がかりは同等に注目されるべきだ」としました。その上で、米国については、これまで、陸軍の医学研究施設フォート・デトリックの生物実験室が事故のため閉鎖されたことや、2019年に多くの地区で原因不明の肺炎の集団感染が発生したこと、さらに、複数の報道機関が、第一号の新型コロナ感染例が公の発表より早い可能性があると指摘していることなどについて触れました。毛報道官は「これらの疑問点が国際社会から広く注目されているにもかかわらず、米国はこれまでWHOの専門家グループを受け入れて発生源の調査に協力したことはなく、いかなる早期データも提供しないでいる。米国はフォート・デトリックの生物実験室と世界各地に設けられている軍事生物基地に対する国際社会の関心を無視し、WHOからのデータ共有要請にも応じない」と指摘しました。

 また、米国に対して、新型コロナウイルス発生源調査に関する政治的操作を即時に停止し、国際社会の合理的な関心に迅速に対応するよう求めました。(朱 CK)

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