いかなる国も自国のいわゆる民主を他国に押し付けてはならない=世界中の政界要人

2023-03-24 14:48:33  CRI

 第2回「民主:全人類の共通価値」国際フォーラムが3月22日から23日まで北京で開催され、100以上の国と地域から300人を超えるゲストがオンラインとオフラインを組み合わせた形で参加しました。

 多くの国の政界の要人や国際機関の代表及び学者、専門家が「民主とグローバル・ガバナンス」「民主と文明の多様性」「民主と現代化の道」などの議題をめぐって討論を行い、「民主の形はさまざまで、どの国にも適したいわゆる正しいモデルはなく、いかなる国も自国のいわゆる民主を他国に押し付けることはできない」と指摘しています。

日本の鳩山由紀夫元首相

 日本の鳩山由紀夫元首相は「西側諸国は絶えず価値観の対立を煽り、『民主対権威』『自由対専制』といった言論を吹聴している。民主や人権などの価値観を外交の分野に過度に持ち込むと、価値観の異なる国を差別し、排斥することになるのは必至である。こうした行為は世界のブロック化を助長し、世界の繁栄を損なうものだ」と指摘しました。

タイのアピシット・ウェーチャチーワ元首相

 タイのアピシット・ウェーチャチーワ元首相は「国際機関は建設的な役割を果たし、多国間協議の民主的基準と理想を定めて、民主を分断線として民主陣営が対立するのを避けることが必要だ。これは世界の民主化を推進する有効な方法だ」と述べました。

ザンビア社会主義党フレッド・モンベ党首

 ザンビア社会主義党のフレッド・モンベ党首(Fred Mmembe)は「民主にはさまざまな形があり、民主を実現するには覇権主義があってはならず、一国の資源や政策決定が他国から左右されないよう確保することが必要だ。中国は発展の過程でどの国に対しても植民地主義を採らず、どの国をも屈服させたことはない。むしろ、可能な限り他国を尊重している」と高く評価しました。(Mou、坂下)

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