2022年には人民元越境決済業務が活発化=中国中央銀

2023-03-23 15:47:33  CRI

 中国の中央銀行である中国人民銀行は23日、公式サイトを通じて2022年の決済システムの運用状況を発表しました。全国の決済システムの運用は安定しており、銀行口座数や非現金決済業務量、決済システム業務量などは総体的に増加傾向を維持しました。

 銀行口座については、2022年末時点で全国で開設されていた事業組織の銀行口座数は前年同期比10.91%増の9246万2600口に達しました。電子決済では、銀行の電子決済総量が小幅な増加を見せました。2022年における銀行の電子決済業務は前年比1.45%増の2789億6500万件で、金額は同4.50%増の3110兆1300億元(約6京円)でした。うちオンライン決済については、件数が前年比0.15%減の1021億2600万件だったのに対して、金額は同7.39%増の2527兆9500億元(約4京8000兆円)でした。モバイル決済は、件数が前年比4.81%増の1585億700万件、金額は同5.19%減の499兆6200億元(約9600兆円)でした。

 また、人民元越境決済システムについては業務量が増加を維持しました。2022年の処理件数は前年比31.68%増の440万400件で、金額は同21.48%増の96兆7000億元(約1800兆円)でした。(朱、鈴木)

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