北京
PM2.577
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中国の習近平国家主席はロシアのプーチン大統領の招きに応じて、20日から22日にかけてロシアを公式訪問しています。両国は全面的な戦略的協力パートナーシップの深化に関する共同声明を発表しました。主な内容は以下の通りです。
双方のたゆまぬ努力で、中ロ新時代の全面的な戦略的協力パートナーシップは歴史上最高のレベルに達し、前向きに発展し続けています。中ロ関係は冷戦時代の軍事や政治同盟に類似する関係ではなく、その種の国家関係を超越したモデルであり、同盟を結ぶのではなく、対抗をせず、第三者を対象にしない性質を持っています。
双方は両首脳の共通認識にけん引されて、両国関係の発展の正しい方向を確保します。
双方は領土保全、安全、発展などそれぞれの核心的利益に関わる問題について互いに断固として支持します。
双方は互恵の原則にのっとって、中ロ両国の国民に一層の幸せをもたらします。
ロシアは中国の中国式現代化を支持し、中国はロシアの2030年国家発展目標の実現を支持します。双方は共に、外部勢力による内政干渉に反対します。
双方はより緊密なエネルギー協力パートナーシップを構築し、双方の企業が油田ガス、石炭、電力、原子力の協力プロジェクトを推進することを支持します。温暖化ガスの排出が少ないエネルギー源や再生可能エネルギーの利用など、温暖化ガスの排出削減のイニシアチブの推進に役立つ行動を着実に推し進めます。双方は民間航空機製造、自動車・船舶製造、金属工業など、共に関心を持つ分野での協力を継続します。
双方はインテリジェントガバナンスの問題を重視し、引き続き交流と協力を行うことを望みます。双方は情報と通信技術分野の軍事化や情報通信と技術の正常な発展と協力を制限することに反対し、各国のインターネット管理の主権と安全を確保することを前提に、多国間の透明なグローバルインターネットガバナンス体系を構築することを支持します。(殷、鈴木)