中国から米国に貸与中のパンダ「丫丫」、間もなく帰国

2023-03-09 13:36:18  CRI

 中国動物園協会によりますと、米テネシー州のメンフィス動物園で飼育されているジャイアントパンダ「丫丫(ヤーヤー)」の健康を守るため、同協会は現地への専門家派遣を手配しました。北京動物園の獣医と飼育員が来週渡米し、「丫丫」の飼育状況を把握した上で、メンフィス動物園と共にその世話をし、帰国に付き添います。 

 栄養不良な状態にあるとみられる「丫丫」 

皮膚病を患う「丫丫」 

 中国側はすでに「丫丫」の帰国に関係するすべての手続きを終えています。北京動物園は、飼育場所や飼育案、医療保障、飼料供給などの面から「丫丫」の帰国を迎える準備を整えています。 

 「丫丫」の健康状態がネット上で注目されています。雌の「丫丫」は雄の「楽楽(ローロー)」と一緒に2003年にメンフィス動物園に送られました。貸与期間は20年です。メンフィス動物園は昨年12月、2頭を中国に返還すると発表しましたが、「楽楽」は今年2月に同動物園で死亡しました。「楽楽」の死亡を受けて、中国のネット上では「丫丫」の状況を心配し、早期帰国を呼びかける声が相次ぎました。(藍、柳川) 

ラジオ番組
KANKAN特集