今年の春の耕作、順調なスタート

2023-03-03 13:51:52  CRI

 中国の今年の春の耕作は順調なスタートを切り、夏に収穫する食糧と油糧作物の生産の基盤は良好で、農業資材の供給も十分であり、耕作の準備が整っています。

 今年の食糧生産のキーワードの一つは耕作面積の安定確保です。農業農村部は、食糧の作付け面積を17億7000万ムー(約1億1800万ヘクタール)以上、大豆の作付け面積を3億5000万ムー(約2333万ヘクタール)以上確保し、その他の油糧作物の作付け面積を1000万ムー(約66万7000ヘクタール)拡大することを打ち出しました。農業農村部はまた、春まきの面積を確保するため、各地の政府が栽培構成を合理的に決め、大豆栽培拡大の成果を揺るぎないものとし、稲・小麦・トウモロコシの生産を安定させるよう指導しています。

 近年、農機具を使いこなせる農家が春の農業生産の主力となっています。今春は全国で2250万台(セット)以上の農機具が農業生産に投入され、昨年とほぼ同水準か、または若干増える見通しです。これと同時に、農器具のスマート化・高効率化も進んでおり、2022年末時点で、全国では北斗衛星測位システムの作業端末を搭載した農機具が150万台(セット)に達しています。(ZHL、坂下)

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