2023年の春の茶摘み作業は去年より早めに開始

2023-02-22 13:44:09  CRI

 中国全土で春の茶摘みが始まり、南部にある広西チワン族自治区、四川省、貴州省などの主要産地は集中的な茶摘み期間を迎えています。中国は茶の生産量が世界一で、春は年間生産量の約45%を占めています。

 中国茶葉流通協会が行った冬季茶園の土壌湿度をめぐる調査によりますと、今春の茶摘み作業は例年より1週間ほど早めになると判断しました。同協会の王慶会長は、「今年の春の茶葉の品質は例年同期を上回る。2023年、春の茶葉生産量は去年よりやや増える。その上、取引価格が上昇し、春の茶葉生産額は2100億元(約4兆1085億円)に上り、去年より10%以上増える」と予測しました。

 茶は中国の重要な産業として、製品そのものとそれに連動する文化観光産業も著しい発展を遂げています。王会長は、「去年末、中国伝統の製茶技法と関連の風習が世界無形文化遺産に登録された。今年、観光業の再開により、茶文化に関する観光市場が強い回復傾向を見せている。お茶に関連する文化観光産業の年間総収入は1000億元(約1兆9565億円)以上に上る見込みだ」と述べました。(殷、野谷)

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