日本が責任ある方法で核汚染水を処理するよう促す=外交部

2023-02-17 21:08:08  CRI

 外交部の汪文斌報道官は17日の定例記者会見で、「周辺隣国などの利害関係者や関係する国際機関と十分に協議するまで、日本は一方的に核汚染水の海への放出を始めてはならない。中国は、国際社会が引き続きこの重要な問題に高い関心を寄せるよう呼びかけ、日本が責任ある方法で核汚染水を処理するよう促していく」と強調しました。

 汪報道官は、今月14日にロシアが国連安全保障理事会の会合で日本の核汚染水の海洋放出問題に対して懸念を表明したことに、中国が全面的に賛同すると説明しました。同日、中国の張軍国連大使も安保理会議で中国側の立場を明らかにし、「海洋は世界各国の生存と発展の基礎であり、海洋環境の保護は全人類共通の責任だ」と指摘しました。汪報道官はこれを引用した上で、「日本の福島原発の核汚染水の海洋放出は海洋環境、生態系、各国国民の生命と健康を深刻に破壊する。日本が独断で核汚染水の海洋放出案を承認し、その準備を加速させる行為は極めて無責任である」と指摘しました。

 汪報道官はまた、「中国は日本が国際社会の関心を重視し、自身の国際的義務を真剣に履行し、周辺隣国を含む利害関係者や関係する国際機関と十分に協議し、科学的、公開的で透明性ある安全な方式で核汚染水を処理し、海洋環境を確実に保護し、各国国民の健康、食品安全などの権益を守るよう改めて促す」と示しました。(RYU、CK)

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