中国の中小企業発展指数、過去2年で最大の上昇幅を記録

2023-02-15 14:39:51  CRI

 中国中小企業協会が15日発表したところによりますと、1月の中小企業発展指数(SMEDI)は前月より1ポイント上昇して88.9に達し、2022年初頭以来続いていた低落傾向が底を打ちました。同指数の上昇幅は過去2年で最高でした。

 感染拡大の収束に伴い、1月には8業界において指数が上昇しました。特に交通運輸郵便倉庫業、宿泊飲食業などの人と人の接触が集中する業界では上昇が鮮明で、交通運輸郵便倉庫業では前月比で1.7ポイント、宿泊飲食業では1.8ポイント上昇と、最大の上昇幅を示しました。また、工業、交通運輸郵便倉庫業、卸売小売業、社会サービス業では、下落していた指数が上昇に転じました。建築業では指数が横ばいから上昇に転じ、不動産業、情報伝送・コンピュータサービス・ソフトウェア業と宿泊飲食業の指数は2カ月連続で上昇しました。

 中国中小企業協会は、現在の中小企業推移の主たる特徴として、企業を発展させる自信が回復し始めたこと、市場予想がやや上昇したこと、原価が下げ止まって回復していること、資金難が緩和されたこと、労働市場の需要が増加して供給が減少していること、企業の収益性が改善されたこと、企業の投資意欲が回復したことを挙げました。(Mou、鈴木)

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