中国で複数の新エネ車、ウインターテストを完了

　中国では電気自動車（EV）など新エネルギー車の保有台数が増加するにつれ、新エネルギー車の寒い環境におけるパフォーマンスが消費者に注目されています。このほど、複数の新エネルギー車種を対象に内蒙古の牙克石（ヤグシ）と根河で行われたウインターテストが完了しました。

△新エネルギー車のウインターテスト 

　今回のテストは34ブランドの60車種余りを対象としており、うち国産車が80%を占めています。氷点下15度の環境での航続距離や、充電などの基礎テストのほか、視程障害（吹雪）時の運転支援、氷点下30度の凍結路面での走行、積雪下での登坂などのプログラムが設けられました。テストの結果、すべての車種が低温環境下でも平均48.47%の航続距離を維持できました。国産新エネルギー車の平均航続距離は合弁製品を3.36ポイント上回り、国産ブランドの優位性が明らかになっています。また、冬季の低温環境における充電効率の面では、国産新エネルギー車の充電時間と出力にはほとんど低温の影響が見られないということです。（ZHL、野谷）