世界初スマート型無人システム科学調査母船「珠海雲」が引き渡し

2023-01-12 16:07:59  CRI

 世界初のスマート型無人システム科学調査母船「珠海雲」が12日午前、一連の海洋試験の任務を終えて、母港・珠海高欄港の三一海工埠頭に順調に到着し、引き渡されました。

 同船は南方海洋科学・工学広東省実験室(珠海)が主導して建造した、世界初の自動航行機能および遠隔制御機能を持つ科学調査船で、中国船級社(中国で船級サービスを行う唯一の専門組織)が発行した初のスマート型船舶証明書を獲得しています。その設計・建造には「グリーン」「スマート」「無人システム科学調査サポート」と「未来感」などの設計理念が込められており、主要設備の国産化率が高く、動力システム、推進システム、スマートシステム、自動船位保持システムおよび調査作業サポートシステムなどはすべて中国が独自開発したものです。

 同船は南方海洋実験室のシンボル的な成果の一つです。全長は88.5メートル、型幅は14.0メートル、型深さは6.1メートル、設計排水量は約2100トンで、広い甲板があり、空・海・潜水用無人システム装備品を数多く搭載できます。海洋測量、海洋観測、海上巡回検査およびサンプリングなどの総合的な海洋調査任務を実行することができます。(閣、野谷)

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