多くの都市で出産奨励金制度導入=中国

2023-01-11 15:44:57  CRI

 中国各地で出産奨励金制度が導入されています。 

 山東省済南市はこのほど、2023年1月1日以降に2人目、3人目の子どもが生まれた世帯を対象に、子ども1人につき月額600元(約1万2000円)を育児手当として支給し、最低生活保障者、特別困窮扶養者、失業保険受給期間中に出産した女性には子どもが満3歳になるまで月額200元(約4000円)の育児生活手当を追加で支給する制度を打ち出しました。  

 黒竜江省ハルビン市は、同市に戸籍があり、市内で仕事や生活をしている2人以上の子どもを持つ世帯を対象に、子どもが満3歳になるまで毎月、育児補助金を支給します。 

 湖南省長沙市は昨年10月13日、子ども3人の世帯を対象に1人につき1万元(約19万5000円)を一度に支給すると発表しました。今月10日には、従業員医療互助プロジェクトに参加した女性従業員を対象に、出産政策の範囲内で子どもを1人出産するごとに1000元(約1万9500円)の一時補助金を支給する追加の政策を発表しました。 

 河北省衡水市は、3歳以下の乳幼児が入所する保育施設に補助金を支給します。 

 人口専門家は「出産奨励金の支給は出生率を高めるための政策措置だ」と分析しています。(怡康、柳川)

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