習主席、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領と会談

　習近平国家主席は人民大会堂で6日、中国を公式訪問中のトルクメニスタンのセルダル・ベルディムハメドフ大統領と会談しました。両元首は両国関係を全面的な戦略的パートナーシップに引き上げることを発表しました。 

　習主席は会談の中で、「双方は互いの核心的利益に関わる問題において支持し合い、自国の国情に合った発展の道を歩むことを尊重しなければならない」と強調しました。

　習主席はまた、「エネルギー協力を優先的に拡大する必要がある」と示したうえで、「経済・貿易協力を着実に推進し、より多くの実力ある中国系企業がトルクメニスタンに進出することを支援する。相互連結の促進を加速させ、人的往来の利便性を引き上げる必要がある。引き続き、医療衛生協力および伝統医学の分野での交流を強化し、トルクメニスタンでの伝統医学センターの設立を加速させる。人的交流と文化交流を持続的かつ密接に行い、相手国における文化センターの設立を加速させ、『魯班工房』を早期に建設する。また、報道やメディアなどの分野での協力を拡大し、2023年から2024年にかけての『中国・トルクメニスタン文化イヤー』のキャンペーンを着実に実施して、地方協力の拡大を支援する」と強調しました。 

　習主席はさらに、「中国はトルクメニスタン側との意思疎通と協力を強化し、第1回『中国+中央アジア5カ国』サミットが成功裏に開催できるよう努める。トルクメニスタン側が上海協力機構（SCO）と建設的な協力を展開することを支持し、トルクメニスタン側と共に真の多国間主義を実践し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」と述べました。 

　ベルディムハメドフ大統領は、「両国の国交樹立31周年という節目の日に、中国を初めて公式訪問できたことをうれしく思う」と述べ、両国関係の発展の成果を高く評価したうえで、「中国側との相互訪問と往来を緊密にし、両国の互恵協力を全面的に深化させ、共同発展を実現していきたい。トルクメニスタンは中国が国家の主権と領土保全を守ることを断固支持し、中国を分裂させようとするいかなる行為にも断固反対する」と示しました。（ZHL、謙）