CMG台長が新年のあいさつ

2023-01-01 16:02:05  CRI

 2023年1月1日、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の慎海雄台長は、CGTNと中国国際放送局、インターネットを通じて海外の視聴者に新年のあいさつを伝えました。その全文は以下の通りです。

親愛なる友人の皆様:

 冬晴れの暖かな日差しを浴びながら、私たちはすばらしい期待に満ちた2023年を迎えました。北京よりご挨拶申し上げます。

 2022年は中国共産党第20回全国代表大会が盛大に開催され、「中国式現代化」の旗印の下、中華民族の偉大な復興を全面的に推進していくという任務と道筋が明確にされました。「新時代」の参加者として、また立合人として、記録者として、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)は、世界に向けてこの盛況たる大会の様子を伝えるとともに、『領航(水先案内)』や『解碼十年(10年の解読)』など数多くの質の高い特集番組を制作し、新時代における中国のこの10年間の物語を生き生きと伝え、国内外の視聴者から広く賞賛を得ました。

 昨年、我々は、「思想+アート+テクノロジー」といった理念の融合と革新を探求し、「すべてのスクリーンに優れた映像作品を提供する」という目標の達成に努めてきました。北京冬季オリンピックの報道においては、CMGはテクノロジーを駆使した「中国式ロマン」を、オリンピック精神と中国文化に完璧に融合させ、テクノロジーという光で冬季オリンピック関連報道を輝かせました。国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、CMGの報道と発信力はかつてない規模に達し、成功を収めたと称賛しました。また、CMGは、長い歳月を経ても色あせない中華文明を芸術面から読み解き、人類文明の美とともに追った『典籍里的中国(書物の中の中国)』、『詩画中国(中国の詩と絵画)』など優れた番組を制作しました。さらに恒例の年越し番組『春節聯歓晩会』をはじめ、中秋節や元旦にちなんだ特別番組は、海外で中国文化の新たなブームを巻き起こし、また、「中国映像祭」や、「中拉情縁(中国とラテンアメリカの絆)」、「中非情縁(中国とアフリカの絆)」などのシリーズ上映・放送活動は、映像を媒体に、文明の学び合いと人々の心の相互理解の橋渡しとなっています。

 この一年、我々は初の「グローバル・メディア・イノベーションフォーラム」や「中国・アルゼンチン人文交流ハイレベルフォーラム」、「中国・アラブ諸国メディア協力フォーラム」など、さまざまなメディアフォーラムやイベントを開催し、「メディアパートナー」という地域協力メカニズムの推進を続け、交流や連携を通じて国際メディアとの友好関係を深めてきました。中国共産党第20回全国代表大会開催後、「新しい道のりにおける中国と世界」をテーマに58回もの海外メディアイベントを開催し、各国の友人たちと「中国式現代化」の時代的価値とその世界的意義について話し合い、2000以上の海外メディアの間で大きな反響を呼びました。

 習近平国家主席は、「中国は歴史の正しい立場、人類文明の進歩という立場にしっかりと立っており、人類の平和と発展のために中国の知恵と方法で貢献しようと努力している」と繰り返し強調しています。発信力は国際的メディアにとって重要な指標であり、真実性はすべてのメディアの生命です。昨年、我々は、グローバルな取材ネットワークを整備し、世界のホットニュースの報道の強化に努め、発信言語を44言語から68言語に増やし、世界233の国と地域をカバーしています。一方、ロシア・ウクライナ衝突や感染症についての報道では、偏見を捨て、真実を貫き、客観的で公平な中国の立場と対策を国際社会に発信しています。

 新しい一年、我々は引き続き奮励努力し、決意を持って前進し、新しい時代の中国の新しい姿を多角的な視点から国際社会に示していきたいと思います。また、今年は「一帯一路」イニシアチブ発足10周年にあたります。我々は、これからも各メディアと友好を結び、文明の交流と相互理解を促進するとともに、全人類共通の価値観の普及と人類運命共同体の構築を推進し、メディアとしての使命を果たしていきます。

 「遅日(ちじつ)江山(こうざん)麗しく、春風(しゅんぷう)花草(かそう)香(こうば)し(杜甫の詩より)」 。春の訪れとともに皆様の平安とご多幸を祈念し、新年のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

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