北京
PM2.577
23/19
国家衛生健康委員会と国家中医薬管理局は15日、「新型コロナウイルス感染症診療案(試行第9版)」を発表しました。新版の診療案では、検査や管理、治療において多くの重要な更新が行われ、症例の発見と報告の手順を最適化し、PCR検査の補完手段として抗原検査を追加し、症例の早期発見能力をさらに高めます。同時に、症例を分類して関連の収容・治療を実施することについては、軽症の症例は病院への収容から集中隔離管理へ変更します。
新版の案では、確定症例について、臨床分類を改めて行い、軽型(軽症)、普通型(普通症状)、重型(重症)、危重型(重篤)に分けます。軽型の症例には集中隔離管理を実施し、関連する集中隔離場所では入国者や濃厚接触者などを同時に隔離することはできないとし、隔離管理期間中は対症療法と症状観察をしっかりと行い、症状が悪化した場合は指定された病院での治療に移すとしています。
具体的な薬物治療については、国家薬品監督管理局が新たに承認した2種類の新型コロナ抗ウイルス薬を盛り込み、中医学の治療内容に対して改訂・改善を行いました。各地の臨床救急治療の経験を踏まえて、中医非薬物療法の応用を強化し、鍼灸治療内容を増加しました。また、小児患者の特徴を踏まえて、小児の中医治療に関する内容を増やしました。
同案ではまた、隔離管理解除や退院基準、および隔離管理解除後、退院後の注意事項も調整されました。例えば、「退院後引き続き14日間隔離管理と健康観察を行う」を「隔離管理解除後または退院後、引き続き7日間自宅で健康観察を行う」に変更されました。
同案では、PCR検査の補完手段として抗原検査を追加し、症例の早期発見能力をさらに高めるとしています。国家衛生健康委員会の担当者は、「抗原陽性の結果は感染疑い例の早期分類と迅速な管理に用いることができ、PCR検査に代わって被験者の感染の有無を確定することはできない」と強調しました。(雲、柳川)