北京
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李克強総理は11日午前、全国人民代表大会(全人代)閉幕後に開かれた記者会見で、5.5%前後の経済成長率目標について、「これは高水準の安定成長で、実質的には前進であり、容易に実現できるものではない」と述べました。
李総理は、「2021年の中国の経済規模は110兆元(約1994兆円)に達したことから、伸び続けることは高い基数に基づく成長と言える。100兆元台の経済規模を維持する上での国内総生産(GDP)5.5%増は、一つの中規模先進国の経済規模に相当する。世界規模から見ると、これほど大きな経済体が中高速成長を維持すること自体大きな難題である」と指摘しました。
また、今年の取り組みについて、李総理は、「短期的な問題に対応するだけでなく、現在に軸足を置き、長期的な問題を視野に入れつつ、決して未来の成長分の前借りをせず、持続可能なものにする。中国の現代化は長期的なプロセスであり、このプロセスにおいて発展の方法で経済成長における問題を解決しなければならない」との認識を示しました。(ZHL、星)