北京
PM2.577
23/19
3月8日は国際女性デーで、女性向けのさまざまな販促活動が次々と行われています。「彼女経済」(女性向けの小売商品のビジネス)は春の消費促進月間の新しいホットスポットとなりました。
中国で「クイーンズデー」と呼ばれる3月8日の国際女性デーにデパートで掲げられた割引のポスター
中国東部の江蘇省南京市では多くのデパートが「女神をかわいがる日」「女王時代」などのキャンペーンを打ち出し、化粧品、婦人服、ジュエリーなどの販促を強化して多くの女性を引きつけています。
ある女性客は「普段は苦労しているので、祝日の割引に乗じて自分をねぎらいたい」と話しています。
アクセサリーを購入して自分をねぎらいたいと話す女性客
花も女性デーの人気商品で、江蘇省淮安市の生花店ではカーネーション、ユリ、バラなどが目立つ位置に並べられ、価格は明らかに上がりました。
店主によりますと、カーネーションは普段40~50元(約730~900円)で一束(20本)買えますが、女性デーが近づくと、80~90元(約1460~1640円)に値上がりしたということです。
この他、女性デーの到来に伴い、上海の繁華街でも飲食、ショッピング、文化、娯楽などで販促活動が見られ、アパレル、ジュエリーを主とする女性向けブランドが各種キャンペーンを企画し、今春の消費ブーム第1波を巻き起こしました。
ある若い女性は取材に対し、「女性デーには母に多くのプレゼントを買った。普段は母に会えないから、女性デーに自分の気持ちを送りたいと思う」と話しました。
実店舗での割引の他、オンラインとオフラインを融合させた新しい小売モデルも次第に人気が高まっています。オンラインで注文し、オフラインで体験するという多様化した消費シーンがみられ、「彼女消費」は伝統的な小売ルートに絶えず新しい活力を注いでいます。(Mou、野谷)
ネット上でも国際女性デーをめぐる消費キャンペーンが行われている