北京
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第13期全国人民代表大会第5回会議に出席している王毅国務委員兼外交部長は7日午後、北京で記者会見を開き、中国の外交政策や対外関係について、国内外の記者からの質問に答えました。
CMG日本語の記者は、記者会見に参加していた日本の共同通信の竹内健二記者に、今回の「両会議」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の印象についてインタビューを行いました。
竹内記者は記者会見の席上、「今年は、中日国交正常化50周年にあたるが、中国側は新時代の中日関係をどのように捉えているのか。今年、中国国内ではどのような活動が予定されているのか」と、王毅外交部長に質問しました。
今回の記者会見の注目点について竹内記者は、「現在、国際関係はますます複雑になり、国際社会の一部にはさまざまな問題も起きている。中国は大国として、この現状をどう捉えているのか、関心を持っている」と指摘しました。
また、今年の「両会議」について、「今年およびそれ以降の中国の経済や国際関係を決める会議として『両会議』に注目している。『両会議』はクローズドループ内で開催されているが、中国のコロナ対策は成功していると思う。早くコロナが収束して、以前のように活発に取材ができるようになってほしい」との期待を示しました。
さらに、中日国交正常化50周年を迎える中、メディアとしての期待について、竹内記者は「30周年ではたくさんの活動があり、中日両国はお互いに率直な意見を言い合うことができた。50周年では、未来にむけて何ができるのかを考え、メディアとしていろいろな情報を発信し、問題を提起していきたい」と語りました。(取材:趙雲莎)