北京
PM2.577
23/19
中国住宅・都市農村建設部は24日の記者会見で、今年は、一部または全ての部材をあらかじめ工場で製作し建築現場で組み立てる「プレハブ工法」による建築の普及に力を入れると発表しました。2025年には、プレハブ工法による建築を30%以上にすることを目標にするとのことです。
中国がプレハブ建築の普及を推進
中国は今後、プレハブ建築生産基地を建設し、専門的かつ大規模で、デジタル化された生産システムが整った産業チェーンを構築していきます。また、建築企業とネット企業、研究機関との連携を推奨し、ネット上で建築産業関連のプラットフォームを構築し、情報の共有と需給の調和を強化します。さらに、人手による「きつい、汚い、危険」の「3K作業」を補助、あるいは代行する建設ロボットの利用を推進し、建設の機械化やスマート化を進める計画です。
中国住宅・都市農村建設部の説明によれば、中国は都市が急速に発展する段階にあり、都市部人口や世帯数が増え続けています。都市部では新規就業者数が年間1100万人を超えるなどで、住宅需要が旺盛です。住宅・都市農村建設部は今年、不動産業の良質な循環と健全な発展を推進し、低中所得者向けには、金銭上の負担を低減した賃貸住宅供給の拡大に大いに力を入れる考えです。(鵬、鈴木)