北京
PM2.577
23/19
国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長は24日、同機関はウクライナの情勢を注視していると述べ、ウクライナの核施設を危険にさらすいかなる行動も避けるよう最大限の自制を呼び掛けました。
グロッシー事務局長は、「IAEAは特にウクライナの原子力発電所やその他の核施設の安全・安全保障に注目している」と述べました。ウクライナ側の関係機関はIAEAに対し、ウクライナで稼働中の原発との連絡が維持されており、原発は安全かつ信頼できる状態で稼働していると説明しました。ウクライナ側はまた、「身分不明の武装部隊」がチェルノブイリ原発の全施設を制圧したとIAEAに伝えました。現地では人員の死傷や施設破壊は発生していないとのことです。
グロッシー事務局長は、「IAEA総会が2009年に採択した決議では、平和目的の核施設に対するいかなる武力攻撃や威嚇も国連憲章や国際法、IAEAの規約原則への違反であることを定めている」と強調しました。(非、鈴木)