北京
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「復帰産室」完成予想図
(提供:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地)
四川省成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地管理下の都江堰野生復帰繁殖研究センター(パンダ谷)の野生復帰のための「復帰産室」がこのほど観光客に公開されました。この「復帰産室」とは、パンダを野生に近い状態で住まわせて、繁殖することも狙う施設全体を指します。すでに第1陣として、「嬌子(ジャオズ)」「成就(チェンジウ)」「真真(ジェンジェン)」のパンダ3頭が「復帰産室」内で暮らしています。
「復帰産室」の建設に当たっては、パンダの野外生存環境や習性が十分に考慮されました。
「復帰産室」があった場所はかつて荒地でしたが、パンダが住みやすく自然に融合する場所にするために1年をかけて、傾斜地や水場があり、林が茂る生態的な場所に改造されました。「復帰産室」は今後、さらに多くのパンダを迎えます。それにともない、より多くの研究や科学普及の活動がこの場所で行われることになります。また、生命の誕生の奇跡も見られるのではないかと、期待されています。(翻訳:玉華、鈴木)
パンダ
(提供:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地)
パンダ
(提供:成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地)