北京
PM2.577
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今回の冬季オリンピックは複数のデジタル技術の活用により、科学技術とスポーツが融合した象徴的な大会となり、北京冬季オリンピック大会は中国が世界に独自の技術革新能力をアピールする重要な舞台にもなっています。
今回の冬季オリンピックは5Gが大規模に商用化された初の冬季オリンピックで、5G技術とビッグデータ、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンなどの新たな科学技術分野の研究開発成果が効果的に融合し、冬季オリンピックに「スマート」の要素を加えるベースとなりました。また、三つの競技エリアの競技場、および競技場を結ぶ道路や高速鉄道を含めたエリア全体が5Gの電波でカバーされています。
5G+AIの技術サポートにより、冬季オリンピック高速鉄道専用列車復興号の5G超高精細スタジオは、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の関連報道における5Gによる革新的な制作現場となっています。中継時間は前回の大会より50%増え、「クラウド中継」技術を応用したことで、中継に関わる作業人数は40%減り、ネットワークの遅延は30%低下しました。5G技術はこの他に競技場の医療救護の「クラウド診療」システムやAR(拡張現実)観戦などにも応用されているとのことです。(雲、坂下)